Microsoft 365 デバイス運用管理

コースID: CI509-H

コース概要

パンデミック以降、多くの企業でオフィスワークと在宅勤務を組み合わせたハイブリッドワークや、さまざまな場所で働けるモバイルワークの浸透により、社員や職員はいつでも、どこからでも会社支給の PC だけではなく、個人のデバイスもあわせて利用するモバイルワークが一般化してきています。柔軟性の高いワークスタイルが実現できる反面、安全性の低いネットワークに接続することで OS の脆弱性を突かれた攻撃を受けるリスクや、デバイス紛失などの重大セキュリティ インシデントが発生する可能性が高くなります。そのため組織は業務で利用されるデバイスを適切に管理することが求められます。
本コースでは IT 担当者を対象に、安全なモバイルワークを実現する第一歩である Microsoft 365 でのデバイスの管理や運用手法について解説します。デバイスの安全性を高めるために Microsoft Entra ID や Microsoft Intune により、OS のバージョン管理、利用可能とするアプリの許可、接続するネットワークの制限、デバイスの盗難や紛失、退職者のデバイスを正しく管理する方法などを解説します。本コースでは iPhone を使用し実習を行うため、モバイルデバイスの管理方法について、動作を確認しながらさまざまな機能をご理解いただけます。

コース種別 集合研修 (ハンズオン実習あり)
対象

Microsoft 365 の全体管理者として運用管理を行う IT 部門の方

日数 2日間 (10 - 17 時)
前提条件
  • Microsoft 365 の機能概要をご存知の方が望ましい
一般開催
ご受講料

¥220,000 (税抜 ¥200,000)

コーススケジュール

Loading...

読み込み中…

コース内容

1.Microsoft 365 デバイス管理 概要

  • デバイス管理の必要性
  • Microsoft Entra ID と Microsoft Intune のデバイス管理

2.デバイスの登録と基本操作

Microsoft 365 のデバイス管理の基本となる、デバイス登録や制御の設定方法を解説します。

  • Microsoft 365 のデバイス管理の仕組み
  • 組織のデバイス (PC やモバイル) の登録
  • 構成プロファイルでのデバイス設定
  • 管理デバイスのセキュリティ状態の確認

3.アプリの配布とデータの保護

iPhone 実機を利用し、アプリを配布する方法や組織データが保存されているアプリのデータ保護方法を解説します。

  • 管理デバイスへのアプリ自動配布
  • アプリの組織データを保護

4.デバイスの運用管理

管理デバイスを効率よく管理するために知っておきたい運用方法や機能を解説します。

  • グループを利用したデバイス管理
  • フィルター機能の活用
  • デバイスの紛失や退職者デバイスの対応
  • 個人デバイスと組織デバイスの管理
  • ローカル管理者の制御

5.防御強化による情報保護

セキュアな環境で Microsoft 365 を利用するための機能や設定を解説します。

  • Microsoft 365 へのアクセス制御
  • 推奨されるセキュリティ設定
  • 更新プログラムの制御
  • パスワード レスを利用したデバイス認証

※ コース内容およびテキストは予告なしに変更される可能性がございます。

備考

本コースはCI506-H Microsoft 365 デバイス管理 コースの後継コースです。組織のデバイス管理に必要な基礎知識やデバイスの登録、アプリの配布など Entra ID や Intune の基本に加えて、拡充された新しい管理機能や、これまで受講者から寄せられた質問や相談事項などを加え、運用時に必要な情報を網羅できるよう新コースとして改編しました。
デバイスの紛失や盗難、退職者のデバイスなど日々に発生する事象の運用方法、デバイスのセキュリティ対策など Intune 管理者に知っていただきたい Tips もあわせて解説します。この2日間でデバイスの運用管理に必要となるスキルを習得しましょう。

CI505-H Microsoft 365 運用管理コースもしくはオンライン開催版のCI505-O Microsoft 365 運用管理– オンライン版コース とあわせてご受講いただくことで Microsoft 365 運用に関する全般的な知識を習得いただけます。(白波瀬 智将)

お問い合わせ

イルミネート・ジャパンが提供するトレーニングやサービスに関するご相談など、
お気軽にご連絡ください。

担当者に相談する