Power Apps 添付ファイルコントロールの制御
今回も Power Apps 関連でいただいた質問シリーズです。
やりたいこと
SharePoint リストフォームカスタムで、添付ファイルを特定のステータス値の時だけ行えるようにしたい。また添付して保存後は添付ファイルを削除できないようにしたい。以下のような内容です。
① | 新規保存時 | 添付ファイルはつけない 保存後はフローが動作し、その処理が完了したら、ステータス列を “Stage1” にする |
② | ステータス= “Stage1” | 添付ファイルを1つ追加したい 保存するとステータス列は “Stage2” となる |
③ | ステータス= “Stage2” | 添付ファイルは変更できないように & 追加も必要ない、② で保存された添付ファイルは参照はさせたい 保存するとステータス列は “Stage3”となる |
④ | ステータス= “Stage3” | ② で保存された添付ファイルは変更できないように (参照のみ) & 添付ファイルを1つ追加したい 保存するとステータス列が “Completed“ となる |
添付ファイルコントロールに対する設定 例
※ SharePoint リストをデータソースとした場合の添付ファイルコントロールを利用
※ Status 列があることが前提。
- 添付ファイル カードのロックを解除する
- 添付ファイル カード内の添付ファイル コントロールの縦幅を小さめに調整し、以下プロパティを設定
MaxAttachments 1 MaxAttachmentsText “ファイルが添付されました” NoAttachmentsText If(Or(ThisItem.Status=”Stage1″,ThisItem.Status=”Stage3″),”ファイルを1つ添付してください”,”添付は不要”) Items 空白に (既定では Parent.Defalt となっているはず) - 添付ファイル カードの DisplayMode プロパティを設定
If(Or(ThisItem.Status=”Stage1″,ThisItem.Status=”Stage3″),Edit,View) - 添付ファイル カード内に、添付ファイル コントロールをコピーして2つにする
- 追加した添付ファイル コントロールの DisplayMode プロパティを View に変更
- 追加した添付ファイル コントロールの Visible プロパティを ThisItem.添付ファイルあり と変更
保存時に Status 列値が変わる等、添付ファイル以外の設定は別途必要ですが、添付ファイルコントロールの設定例でした♪
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