Teams

Teams レコーディング機能を使うときに知っておきたい5つの注意点

  • 2020.02.05

※ 2021年7月16日 改訂

以前 [Teams : オンライン会議で使える Tips] 記事にて、「レコーディング機能は気を付けることが多い」 とお伝えしていましたが、今回は Teams 会議のレコーディングを行うときに、知っておいていただきたい注意点を5点ご紹介します。

1.レコーディングは誰ができる?

オンライン会議で利用できる機能は、会議参加者に割り当てられる役割により異なります。レコーディング機能が使用できるのは、「開催者」と「発表者」の役割が割り当てられたユーザーです。

オンライン会議
ユーザーの役割
利用できる機能 (既定)
開催者 すべての機能 オンライン会議の開催者 (作成者)
発表者 すべての機能 オンライン会議の参加者
出席者 一部の機能 (共有やレコーディングなど) 利用不可 なし (出席者の指定は、開催者・発表者が個別に行う)

各参加者の役割は、オンライン会議に参加し、 [参加者を表示 ] をクリックすることで確認できます。

※ またこの画面で、出席者・発表者の役割変更も可能です。

2.レコーディングのしくみは?

Teams 会議でレコーディングを行うとSharePoint Online もしくは OneDrive for Business に MP4 ファイルで自動保存されます。※ 以前は、Microsoft Stream に保存されていましたが変更されました。

レコーディングファイルの保存先は、Teams 会議予定の作成時に [チャネル] の指定有無により決まります。

  • [チャネル] を登録した場合 : SharePoint Online に保存
  • [チャネル] を登録しなかった場合 (未登録) : OneDrive for Business に保存

3.SharePoint Online のどこにファイルが保存される?

チャネルを指定した Teams 会議の場合、レコーディングファイルは指定したチャネルがあるチームの SharePoint サイトに保存されます。Teams のチームには、各チーム用の SharePoint サイトが用意されます。レコーディングファイルは、SharePoint サイトに保存されますが、チームの [ファイル] タブから SharePoint サイトのファイルにアクセスすることができるため、Teams 画面で確認できます。
また、チームの [投稿] にレコーディングファイルへアクセスできるリンクが表示されます。

レコーディングファイルは、チーム内に保存されるファイルとなるため、チームの所有者やメンバーであれば会議に参加していないユーザーでも視聴できます。

4.OneDrive for Business のどこにファイルが保存される?

Teams 会議作成時にチャネルを指定しなかった場合、会議作成者の OneDrive for Business にレコーディングファイルが保存されます。

作成されたレコーディングファイルは、Teams 会議の参加メンバーのみアクセスできるように共有設定が行われています。(会議に未参加でも、会議に招待を受けていればアクセス可能です)

会議終了後に Teams 会議のチャットに レコーディングファイルへアクセスするリンクが表示されます。

5.レコーディングできるのは何人?

1 つのオンライン会議でレコーディングできるのは、1 名のみです。複数人で同じ会議をレコーディングすることはできません。

以上、Teams でレコーディング機能を使うときに知っておいていただきた注意点でした。

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