Excel Services の裏ワザ? Excel を SharePoint ページ編集ツールとして活用
Excel Services は SharePoint Server 2007/2010 の Enterprise に搭載する機能で、Excel で作成した内容を Web 表示が行え、対話操作やデータ更新もできる機能です。特に SharePoint の機能紹介等では BI 機能として紹介されることが多いです。DB や AS につないでレポート化した Excel ファイルを SharePoint で Web 共有できますよーっていうやつですね。
今日はちょっと視点を変えた Excel Services の活用例をご紹介したいと思います。
Excel を SharePoint のページ編集ツールとして活用する方法についてです。
(先日実施させていただいたマイクロソフト主催のパートナー向けセミナー mstep でもご紹介させていただきました)
Excel Services には Excel Web Access という Web パーツがあり、EWA Web パーツを利用すると、Excel ブック内の特定のテーブルやグラフ、セル範囲を Web パーツに表示可能です。この機能を活用して Excel でページ編集を行う方法です。
<Step>
1. Excel で SharePoint 内に表示したい内容を作成
画面の遷移を行いたい場合は、ワークブックを切り替えるリンクやセル範囲 (名前付き範囲) を切り替えるリンクを作成しておく。
← 例
2. Excel ファイルをあらかじめ作成しておいた、ライブラリに発行します。
[ファイル] メニューから [保存と送信] – [SharePoint に保存] を選択します。
発行先の SharePoint サイトを指定し、[発行オプション] でEWA Web パーツに表示させたいセル範囲 (名前付き範囲) を指定します。
3. SharePoint サイト内にページを作成し、ページ内に EWA Web パーツを配置します。
4. Web パーツの設定画面で、EWA Web パーツ内に表示する Excel ファイルへのパスと、その中の名前付き範囲を
指定します。
以上です。
これで使い慣れた Excel ファイルで編集した内容が SharePoint ページ内に表示され、内容を編集したい場合も、ライブラリ内に保存している Excel ファイルを上書きするだけで OK です♪
奥田理恵でした。