Teams : 共有ファイルの過去バージョンを確認する
各チームのチャネルに用意される [ファイル] タブはファイル共有に利用できますが、ここに保存したファイルは SharePoint サイト内に格納されます。そのため SharePoint ライブラリで利用できるバージョン管理機能により、上書き前のファイルは過去バージョンとして残っており、誤ってファイルを上書きしたときや、ファイルの変更履歴を確認したいときに利用できます。
Teams と SharePoint Online の関係
Teams でチームを作成すると、自動的に SharePoint にチームサイトが作成され、ファイルなどチーム内で共有したコンテンツの格納場所となります。
そのため Teams 画面からだけではなく、SharePoint Online の画面でも Teams での共有ファイルを操作できます。SharePoint サイトから共有したファイルを操作することで、Teams 画面では利用できない機能も利用できます。
SharePoint 管理センターで確認してみる
チーム作成時に作られたSharePoint サイトは、他の SharePoint サイトと同じようにSharePoint 管理センターで管理することができます。
SharePoint チーム サイトの開き方
[ファイル] タブ – […] – [SharePoint で開く] をクリックします。
チームに関連つけられた SharePoint サイトが開きます。
バージョン機能の利用方法
- チームに関連つけられている SharePoint サイトを開きます。
- ファイルを選択し、[アクションの表示] – [バージョン履歴] をクリックします。
ファイルの内容を確認する
バージョン履歴一覧から、該当するバージョンの更新日時をクリックすると、ファイルが開きます。
※ 古いバージョンのファイルを開くと、読み取り専用で開きます。また、Officeアプリケーション上で [復元] もできます。
ファイルを復元する
- バージョン履歴一覧から、該当する更新日時にマウスオーバーし、表示された [▼]をクリックします。
- [復元] をクリックします。
- メッセージを確認し、[OK] をクリックします。
復元されたファイルは、新しいバージョンとして復元されます。
チームでファイル共有を行っている時に、間違って上書きしてしまった! 変更前の内容を確認したい! ということがあった場合に、ぜひ利用してみてください。
IT 管理者向け Teams コースの一般開催を開始しました。
Teams を利用していく上の課題として 「ユーザーに Teams をどのように使ってもらうか」 や 「自社に必要な設定がわからない」 といった点を挙げられる組織も少なくないと思います。この課題を解決するための情報として、Teams が活用できるシーンや活用のするための考え方、そして、活用に繋がる Teams の設定を解説します。
また IT 管理者が Teams の導入や管理で落とし穴になりかねない Teams 運用管理の注意点もあわせて解説します。
CI510-H 管理者のための Microsoft Teams – 活用シナリオ理解と管理手法