Teams

Windows 11 で Microsoft Teams を使ってみた

  • 2021.11.08

2021年10月に Windows 11 がリリースされました。Windows 11 で Microsoft Teams を動かしたときのを確認してみました。
※ 検証は、Windows 11 Pro 21H2 (OS ビルド 22000.258) を使用

Windows 11 での Teams アプリ

Windows 11 には、個人用 Microsoft アカウントで使用できる Teams アプリとチャットアプリがインストールされています。どちらもプライベートでの使用が想定されている個人用の Teams アプリです。

  • 個人用 Teams アプリ
  • チャット アプリ

個人用 Teams アプリは、Microsoft 365 アカウントを使って利用はできません。組織用の Teams アプリのインストールが必要です。また組織用 Teams アプリがインストールされている Windows 10 を Windows 11 にアップグレードした場合、Teams アプリは Windows 11 でもインストールされたままの状態です。Teams の設定やサインインの状態も引き継がれています。

個人用 Teams アプリと組織用 Teams アプリの違い

個人用と組織用の Teams アプリの両方が Windows 11 にインストールされている場合、アプリのアイコンで見分けられます。白色アイコンの青文字が個人用 Teams アプリ、青色アイコンの白文字が組織用の Teams アプリです。

また機能には差があります。

項目 個人用 Teams アプリ 組織用 Teams アプリ
利用用途 プライベート利用 (家族や友人と) 組織で利用 (会社や学校で)
ライセンス 無料 Microsoft 365 が必要
アカウント Microsoft アカウント 組織アカウント (Microsoft 365 アカウント)
主な機能 チャット、予定表 チャット、予定表、チーム、通話、アプリの追加など
利用できるオンライン会議 今すぐ会議 今すぐ会議、予定された会議
ウェビナー、ライブ イベント
カレンダーで作成できる予定 自分の予定 自分の予定、会議参加者の招待
Teams 管理センターを用いた運用管理 不可 可能

Windows 11 で組織用 Teams アプリを利用してみた

チャット、チームも Teams 会議も Windows 10 と使用感は変わりませんでした。

気になった点としては、「いいねとリアクション」 の通知が表示されなかった点です。他の通知 (メンションやメッセージの返信など) は表示されています。

まとめ

Windows 11 でも Teams は大きな問題はなく利用できることが確認できましたが、懸念事項として、個人用の Teams アプリが既定でインストールされていることにより、ユーザーが混乱しそうだなと感じました。

Windows 11 の導入前には、個人用 Teams の利用について検討や準備が必要ですね。

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