Teams と Office 365 各機能との連携:② SharePoint Online 編
Teams でチームを作成すると、自動的にチーム専用の SharePoint Online サイトが作成され、チーム内に保存したコンテンツの格納場所として動作します。Teams 利用者は意識せずに SharePoint Online の機能を利用していると言えます。
① [ファイル] タブ
チームを作成すると、チーム内の機能として最初から [ファイル] タブが用意され、チーム内のファイル共有場所として利用できます。
[ファイル] タブに保存したファイルは、SharePoint サイト内のライブラリに保存されるしくみとなっています。[ファイル] タブには [SharePoint で開く] ボタンが用意されています。
[SharePoint で開く] ボタンをクリックすると、Web ブラウザーで SharePoint サイト内のライブラリが開き、Teams に保存したファイルが確認できます。またチーム内にはチャネルを作成し、情報のカテゴライズが可能ですが、[ファイル] タブはチャネルごとに用意されますが、ブラウザーでライブラリを確認すると、[ドキュメント] 内にチャネルごとのフォルダーが作成され、ファイルが格納されていることが確認できます。
もちろんブラウザーで開いた SharePoint ライブラリ上でファイルに対する操作も可能です。
② SharePoint タブを追加
SharePoint Online との連携は [ファイル] タブのみではなく、SharePoint サイト内のリスト、ライブラリ、ページなどのコンテンツを Teams にタブとして表示し、チーム内の情報として集約できます。
サイト内のコンテンツを表示する手順は次のとおりです。
- サイト内にリストやライブラリを作成しておく。
- 設定を行うチャネルを開き、[+] タブをクリックします。
- [SharePoint] をクリックします。
本手順ではリストをタブとして表示するため [SharePoint] を選択しています。ライブラリを表示したい場合 [ドキュメント ライブラリ] を選択します。
- 連携するリストを選択し、[保存] をクリックします。
- タブが追加されたことが確認できます。
SharePoint サイト内のコンテンツを Teams に表示することにより、Web ブラウザーでサイトを開かなくても、リストやライブラリ、ページといったサイト内のコンテンツを Teams 画面内で利用できます。またチームと連動している ([ファイル] タブ内のファイルが保存される) サイトは、チームメンバーに編集権限が付与されるため、そのサイト内にリストやライブラリを作成し、Teams タブに表示することで、管理者はサイトに対するアクセス権を別途設定する必要はありません。一覧形式でのデータ管理や、既定で用意される [ファイル] タブとはわけてファイル共有を行いたい場合など、ぜひ利用してみてください。
Teams と Office 365 各機能との連携 シリーズ ① メール編 ③ Planner 編 ④ Forms 編
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