Teams オンライン会議中の背景を変更できるように
皆さま、こんにちは。現在ご存知の通りコロナウイルスが猛威を振るっており、外出自粛のため在宅ワークをされている方が多くいらっしゃると思います。オンライン会議を実施している方も通常よりも増えているのではと思いますが、今日は Teams の新機能を1つご紹介させていただこうと思います。
以前からアナウンスされていた新機能の1つである、「オンライン会議時のカメラ背景を設定できる」 機能の提供がはじまりました。
背景の使い方 (オンライン会議参加前)
- オンライン会議参加前の画面で、自分のカメラを有効にします。
- カメラを有効にすると背景機能が設定可能な状態になるので、背景機能を有効にします。
- 画面右側に背景リストが表示されます。このリストの中から背景画像を選択します。
背景選択後、[今すぐ参加] をクリックし、オンライン会議に参加してください。
背景の使い方 (オンライン会議参加後)
- オンライン会議に参加後、[その他の操作] – [背景効果を表示する] をクリックします。
- 画面右側に背景リストが表示されます。背景画像を選択後、[適用してビデオをオンにする] をクリックします。
※ すでにカメラが有効な場合、ボタン名は [適用] となります。
この時、[プレビュー] をクリックすると、適用されたときに表示されるカメラを確認できます。
- 背景適用後は、自動的にカメラも有効化されます。
背景を利用するための前提
以下の前提条件を満たす必要があります。
- オンライン会議参加は、Teams アプリで参加すること
Web ブラウザでのオンライン会議参加では、背景機能が利用できません。 - 最新の Microsoft Teams を使用する
Teams アプリのオンライン会議で背景が利用できない場合、「ご利用の Office 365 環境に背景機能が未提供である」 または 「Teams アプリのバージョンが古い」 可能性があります。どちらも基本的には自動更新される仕組みのため、提供された際に再度お試しください。
おまけ:自分の好きな画像にできないの?
Teams で提供されている背景画像は、背景を選択すると以下のフォルダーに自動的にダウンロードされます。
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Microsoft\Teams\Backgrounds
注意点として、このフォルダーに自分の好きな画像をコピーしても、背景画像として使用できません。しかし、上記の背景画像フォルダー内にある 「Uploads」 フォルダーに画像を保存すると自分の好きな画像を背景に利用できるようです。
検証では、jpg、png、bmp の拡張子ファイルや、10 MB の jpg ファイルを背景で使用することができましたが、Uploads フォルダー内のファイル数やファイルサイズが増えると背景機能の有効時に、画像表示の速度が少々遅くなりました。。
手動でフォルダーに画像を保存して任意の画像を背景として利用する方法はあくまで検証結果ですので、正式な方法として提供されているわけではありません。もしお試しいただく場合はその点ご了承の上、行ってみてください。
任意の画像を背景に設定できる機能は「5 月に提供予定」 とのことです。
[Microsoft 365 ロードマップ : Microsoft Teams – background effects in Teams meetings]
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/roadmap?filters=&searchterms=62890
→ 追加 [Teams オンライン会議中の背景に画像追加] 2020/06/11
自宅や会社の自分のデスクでオンライン会議を行う場合、背景設定は便利な機能です。特に在宅ワークのときは、自宅の様子を見せたいかどうかというとそれはちょっと。。。という方も多いのではないでしょうか。オンライン会議を行う参加者や会議内容によって適切な画像を選択し、ぜひ使ってみてください。
IT 管理者向け Teams コースの一般開催を開始しました。
Teams を利用していく上の課題として 「ユーザーに Teams をどのように使ってもらうか」 や 「自社に必要な設定がわからない」 といった点を挙げられる組織も少なくないと思います。この課題を解決するための情報として、Teams が活用できるシーンや活用のするための考え方、そして、活用に繋がる Teams の設定を解説します。
また IT 管理者が Teams の導入や管理で落とし穴になりかねない Teams 運用管理の注意点もあわせて解説します。
CI510-H 管理者のための Microsoft Teams – 活用シナリオ理解と管理手法