Microsoft 365

今さら確認 Microsoft 365 ④ プランの差は?

  • 2020.05.05
  • 株式会社イルミネート・ジャパン

① でもふれましたが、Windows が含まれる Microsoft 365 の企業向けプランとして 「Microsoft 365 E3」 「Microsoft 365 E5」 「Microsoft 365 Business Premium」 の3 プランが用意されています。今回はこれらプランの機能差を整理してみましょう。

—————————————————————-
まずは概要!
メリットは?
Office 365 と何が違う?
④ プランの差は?
公式情報の収集
—————————————————————-

Microsoft 365 プランの比較

以下は Windows が含まれる Microsoft 365 の企業向けプランです。

Microsoft 365 E3 Microsoft 365 E5 Microsoft 365 Business Premium
含まれる OS/サービス
  • Office 365 E3
  • Windows 10 Enterprise E3
  • Enterprise Mobility + Security (EMS) E3
  • Office 365 E5
  • Windows 10 Enterprise E5
  • Enterprise Mobility + Security (EMS) E5
  • Microsoft 365 Business Standard
  • Windows 10 Business
  • Enterprise Mobility + Security (EMS) の一部機能
月額価格
※ 現時点
(年間)
3,480 円 / ユーザー 6,200 円 / ユーザー 2,180 円 / ユーザー
利用可能
ユーザー数
制限なし 制限なし 300 ユーザー以下

 

Enterprise Mobility + Security (EMS)

クラウドサービスの利用が増えたことやいろいろな場所、端末で仕事をするスタイルが一般的になってきた中で、これまでとはちがったセキュリティ対策や端末管理が必要となってきます。EMS (Enterprise Mobility + Security) は、ID、デバイス、データをセキュアに管理する機能を提供するクラウド ベースのソリューションです。Windows 端末はもちろんモバイルデバイスも含めた管理が可能です。

代表的な機能として以下が挙げられます。

  • PC やモバイル (BYOD 含め) などのデバイス管理 (デバイス登録やリモートワイプなど)
  • ユーザー/グループアカウントの強化した管理や機能 (セルフパスワードリセットやOffice 365 グループの作成可能ユーザーの制限など)
  • ファイル印刷禁止やメール転送禁止などのファイル利用制限設定
  • 外部からの攻撃や悪意のある行動などの脅威の検出からの特定・調査・保護

 
また EMS も Microsoft 365プランにより利用できる内容が異なります。EMS には含まれる機能も多いため、Microsoft 365 のプラン比較で一番複雑な点は EMS の機能差かもしれません。

プラン 主な機能
E3 E5
Azure Active Directory Premium (AAD Premium) P1 P2
  • アカウントの管理
  • 多要素認証の強化
    ユーザー名とパスワードだけではない認証により、不正アクセスを防ぐ
  • クラウドサービスへのアクセスを制限 (条件付きアクセス)
    利用できる環境 (デバイスやネットワーク) を制限できる
Intune
  • デバイス管理
  • 紛失時の初期化、リモートワイプ
  • 登録されているデバイスへの設定反映 (ポリシー配布)
    会社で定めたセキュリティ設定を強制できる。ポリシーに反するデバイスからのアクセスをブロックも
Azure Information Protection (AIP) P1 P2
  • ファイルの暗号化による情報漏えい対策
  • ユーザーを指定したファイル操作権限の付与 (読み取り専用や印刷不可など)
  • ファイルのアクセス情報追跡
Advanced Threat Analytics (ATA) ドメインコントローラーに対するアクティビティを自動的に分析、学習、識別してアカウントを狙ったサイバー攻撃を検出する
Cloud App Security 利用しているクラウドサービスに対しての脅威の検出やデータ保護、状況分析を実施。Office 365 だけでなく 他のクラウドサービスも保護対象にすることができ、包括的にセキュリティ強化を図れる
Azure Advanced Threat Protection (Azure ATP) Azure上からイベントログやネットワークトラフィックなどを解析し、攻撃や脅威、セキュリティリスク、疑わしい行動を検出する
Microsoft Defender Advanced Threat Protection Windows の状態をクラウドに集約・分析する。最新の脅威や攻撃を検出した場合、アラートを生成する
  • Microsoft 365 Business Premium にも EMS が含まれていますが、Azure AD とIntune の一部機能のみ利用可能です。
  • E3 で利用できる機能には条件付きアクセスやデバイス管理、ファイルの機能制限などクラウドサービスを活用していくために必要な基本のセキュリティ機能が含まれています。E5 になると、E3 の機能に加え「詳細な分析を行い、外部からの脅威や脆弱性の検出を行う」など、組織に対しての脅威や攻撃を早期発見するといったさらに高度なセキュリティ機能が含まれます。

 
EMS は組織でクラウド環境を利用するために必要な管理機能やセキュリティ機能が含まれるソリューションです。Office 365 にもマルウェア対策などのセキュリティ機能は用意されていますが、管理やセキュリティ対策をさらに強化したい場合には EMS と組み合わせた利用が理想的です。Windows 10 と Office 365、それらを組織として管理するための EMS がパッケージ化されたのが Microsoft 365 です。
   

Microsoft 365 管理者向けコース

  • CI531-H シナリオベースで理解する Microsoft 365 セキュリティ機能
    Office 365 や Microsoft 365 で利用できるセキュリティ機能と、それぞれが何のために利用するものかシナリオベースで解説します。 “どんな” 機能が利用できて、”何に” 対するセキュリティ対策になり、利用するためにはどのような設定が必要かを整理します。
  • CI532-H EMS で実現するクラウド IT インフラ管理
    企業でのデバイス管理や展開をおこなう方を対象に、EMS を利用した “モダンマネージメント” を実践していただこうと考えています。豊富な実習を通してクラウドベースでの IT インフラ管理へ移行する方法を習得し、管理の考え方もクラウドベースにシフトしていきましょう。
  • CI535-H Microsoft 365 を利用したインシデント対応
    Microsoft 365 E5 を利用している企業を対象に、サイバー攻撃の検知や対応を具体的に行う方法について解説し、インシデント対応プロセスをどのように進めていくべきかについてベストプラクティスを探っていきます。
  • CI510-H 管理者のための Microsoft Teams – 活用シナリオ理解と管理手法
    IT 管理者向けに Microsoft Teams 活用のためのシナリオや、必要となる管理知識を解説します。Teams の導入/展開にあたり、理解しておかないといけない運用管理の手法や注意事項をご理解いただけます。

お問い合わせ

イルミネート・ジャパンが提供するトレーニングやサービスに関するご相談など、
お気軽にご連絡ください。

担当者に相談する